kinotoが誕生したのは2013年のこと。
奈良にはなかったロングデザイン住宅ブランドとしてスタートし、
さまざまな挑戦と試行錯誤を繰り返しながら、
多くのお客さまと、多くの家づくりに携わってきました。
10年近い時間の中で、日々感じるのは、
「私たちが日々つくっている家には、地域を変えていく力がある」ということ。
解体や整地工事がはじまり、地鎮祭を経て、kinotoののぼりが立つ。
それだけで、地域の目を集めることになりますし、
近隣に暮らす人たちの住まいに対する関心が高まることを肌で感じるようになりました。
実際に、新築を建てはじめたエリアで、
別のお客さまからリフォームのご相談があったりするのは、
そのわかりやすい例です。
また、最近は、店舗やクリニックなどを手がけることもあり、
人が集まる空間が生まれることで、
その地域が活性化し、
新しい人の輪が生まれていく場面を目の当たりにする機会も増えてきました。
kinotoの家づくりは、今、
家というプライベートな空間のクオリティを追求することから、
徐々に、家を取り巻く街並みや景観というパブリックな場へと広がりはじめています。
街並みや景観…地域の魅力は、
そこに住む人にとっての共有財産であり、
家のつくり手である私たちにとっても重要な意味があります。
私をはじめ、多くの人たちが愛してきた街並み、景観を、
家づくりという事業を通じて、
いかに保ち、いかに高め、いかに次代へと継承していくか?
奈良に限らず、家づくりを手がけるすべての地域でその答えをかたちにしていくことこそが、
これからのkinotoの使命だと考えています。
家づくりから、まちづくりへ。
世代や時代を超えた視点に立ち、
そこに暮らすお客さまとともに地域の価値を高めていける。
そんな住宅ブランドを目指し、
kinotoは挑戦と成長を重ねていきます。